うわさされているAppleの低コスト「iPhone」の存在を示す証拠が、新たに公開された調査報告に意図せずに紛れていた。
監視団体China Labor Watchが米国時間7月29日に調査報告書を公開し、AppleのサプライヤーであるPegatronによる安全基準違反、劣悪な生活環境、過剰な残業などによる作業者の酷使を指摘した。
62ページで構成される同報告書の11ページ目には、Pegatronが携帯電話やタブレットをApple向けに組み立てていることが記載されている。同報告書には、「組み立てられている製品には、『iPhone 4』『iPhone 4S』『iPhone 5』そして、低価格のプラスチック製iPhoneがある」との記述がある。
ある作業者の長く厳しい生活の一部が報告書には詳細に書かれており、28ページ目には、その作業者が担当するプラスチック製iPhoneに関連した作業について書かれている。
今日の作業は、組み立てラインで傷がつかないようiPhoneのプラスチック製背面カバーに保護フィルムを張るというものだ。このプラスチックカバーを使用したiPhoneは、Appleによって近々市場投入される予定だ。作業は非常に簡単で、ベテラン作業者から5分ほど説明を受けた後、自分で作業することができた。1つの背面カバーに保護フィルムを張る時間は約1分ほどだ。この新しい携帯電話は、まだ量産が開始されていないため、量はそれほど重要ではない。
報告書の目的は、低コストiPhoneがどのように製造されるかを知ることにあったようだ。
要旨には、「Appleは、低価格iPhoneのリリースに向けて準備を進めている。Appleのような成功している企業が自社携帯電話の低価格版をどのように製造するのだろうか?」と特に記されている。別の質問として、「低価格iPhoneに向けたAppleからの注文を勝ち取るのにPegatronが利用した競争上の優位性は何だったのか?」とも問いかけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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