Pinterestは、ユーザーにお勧めのピンやボードをオンラインでの活動に基づいて通知しているが、データを追跡されたくないユーザーのためにブラウザベースの「Do Not Track(追跡拒否)」セキュリティ機能のサポートを追加したと、米国時間7月26日付のブログ投稿で発表した。
Do Not Trackは、ブラウザ側の設定であり、オンラインでの活動をウェブサイトに追跡されたくないユーザーは選択が可能だ。この機能を設定すると、ウェブサイトは、訪問者が他にどのウェブページを訪れたかなどのデータを追跡できなくなる。Do Not Track機能が有効なのはウェブサイトがサポートする場合に限られるが、企業による対応は徐々に始まっている。Twitterは2012年にこの機能をサポートした。
Pinterestはブログ投稿で、収集したデータはピンやボードを推奨する機能の改善に利用していると述べるとともに、ユーザーがホームフィードをカスタマイズできるように編集ボタンも追加したと説明している。ただし、同社は、ユーザーにはオプトアウトするという選択肢があることを強調する慎重さも見せた。
「興味がある人には、『Pin It』ボタンのあるサイトへの訪問に基づいて、パーソナライズされたお勧めのピンやボードも提示する。たとえばパーティーを計画中で、パーティーに関するサイトを最近よく訪問している人に対しては、イベントの成功につながるようなボードを推奨する。ピンとボードのパーソナライズについては、ヘルプセンターや新たなプライバシーポリシーでさらに詳しく知ることができる」とPinterestのソフトウェアエンジニアであるKe Chen氏はブログ投稿で述べている。「よりパーソナライズされた体験をすべてのユーザーにお届けできることを、われわれはうれしく思っている。しかし、興味がないという人のことも理解している。われわれはDo Not Trackに対応し、ユーザーはアカウント設定をいつでも変更できる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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