シャープは7月25日、6インチのモノクロ液晶を搭載した「電子ノート」<WG-N20>を8月8日に発売すると発表した。市場想定価格は1万5000円前後。
主にビジネスユーザー層をターゲットにした製品で、手書きのよさとデジタルの利便性を追求した製品だ。1月に発売した「WG-N10」の後継モデルとなる。
本体に保存できるページ数は最大2000ページ分で従来の2倍に増えたほか、外出先などでも安心して使用できる画面ロック機能を搭載した。A6サイズのノート(48枚96ページの場合)なら約20冊分を保存できる。
サイズは幅約111mm×奥行約155mmで、WG-N10と同じだ。6インチのディスプレイ(800×600ドット)はタッチパネルに対応する。メモリ液晶を搭載した省電力設計により、1回の充電で約30日間(ノートの記入40分、表示80分で約2時間の使用の場合)使用できる長電池寿命も特長の一つだ。Wi-Fiや赤外線といった機能はなく、シンプルなノート端末となっている。書いたノートは、microUSBケーブルを経由してBMP/JPEGの画像として書き出せる。
ノートのフォーマットは、スケジュールや方眼などの内蔵フォーマットに加え、最近では、くまモンなどの人気キャラクターや顧客カードやアイデアメモの追加コンテンツを提供しており、無料でダウンロードできる。
シャープによれば、WG-N10の発表当初は「値段が高い」「バックライトがないから暗そう」「タブレットでもできる」など否定的な意見が多く見られたという。タブレットの表面は滑りやすいガラスが多いのに対し、電子ノートの摩擦感のある文字の書き味や追従性のよさ、バッテリのもちのよさなどが評価され、「発売後から潮目が変わってきた」(シャープ デジタル情報家電事業本部 モバイルソリューション事業部 西宮健司氏)という。シンプルな“手書き”に特化した端末としてビジネスパーソンから支持されているという。
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