ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間7月24日、2013会計年度第2四半期の決算を報告した。売上高は前年同期比53%増の18億1000万ドル、調整後利益は1株あたり19セントだった。
この結果は、売上高を16億2000万ドル、1株あたりの利益を14セントとしていたアナリスト予想を大幅に上回るもので、Facebookの株価は時間外取引で急上昇した。
予想されていた通り、同四半期におけるFacebook最大の収入源はモバイルとなり、このセグメントの売上高は最も強気の予想さえも上回った。Facebookによると、同社は全広告売上の16億ドルのうち、41%にあたる6億5600万ドルをモバイルから得たという。
広告の売上高は全体で総売上高の88%を占め、前年同期から61%増加した。ただしFacebookの決済事業については、第2四半期の売上高はわずか2億1400万ドルで、前期比ではほぼ横ばい、前年同期比でも11%の増加にとどまった。
Facebookによると、第2四半期には月間アクティブユーザー数が前年同期比21%増の11億5000万人となり、デイリーアクティブユーザー数は同27%増の6億9900万人になったという。さらに同社によると、モバイルの月間アクティブユーザー数は8億1900万人で、このうちモバイルのみのアクティブユーザー数は2億1900万人だったという。
第2四半期の決算も、アナリストらの期待以上の成果と言える。第1四半期には、Facebookの月間アクティブユーザー数に占めるデイリーアクティブユーザー数の割合が59.9%と過去最高の高率に達し、同ソーシャルネットワークへの関心が失われつつあるのではないかとの懸念を拭い去った。第2四半期はこの割合がわずかながらさらに増加し、61%となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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