米国時間7月23日、「Flipboard」のウェブベースバージョンが公開され、多くのユーザーに愛されるページめくりの動作をデスクトップやそのほかのデバイスでも楽しめるようになった。
新しいウェブアプリの公開により、誰もがFlipboardマガジンコンテンツをオンラインで閲覧、共有、および「フリップ」できるようになった。創設者のMike McCue氏によると、それは、同社の初期により近いビジョンだという。
McCue氏は、Flipboardの既存のモバイルアプリに見事なほど似ている洗練された新ウェブアプリを披露したとき、「それらすべてをデスクトップにもたらして、当社の最も初期のルーツに回帰できることは、ちょっとクールだ」と述べた。
初期の頃、「iPad」に大きく賭けたという同社の評判を考慮すると、Flipboardがプラットフォームとして最初にデスクトップを検討したと考えることは、今では奇抜な発想だ。McCue氏は当時、AppleがまだiPadをリリースさえしていなかったので、スライドショーのデモを使って同アプリを紹介した。
新しいデスクトップ体験は、キュレートされたコンテンツをより多くのユーザーに見てもらうのに大いに役立つ。同ウェブアプリは、「Internet Explorer 9」や「Safari」「Google Chrome」「Firefox」を含むさまざまなブラウザの最新版で正常に動作し、11の言語で読むことができる。
新サイトはまだ完成していない。アカウントを作成したり、ソーシャルメディアサイトに接続したりするためには、ユーザーはこれまで通りアプリをダウンロードしなければならない。Flipboardは2014年前半までにすべての機能を利用できるようにする予定だ。しかし、新サイトの出だしは良好だ。Flipboardはモバイルアプリと同じ視覚体験を慎重に再現し、それと同時に流動的なデザインなど、ウェブベースの機能もいくつか利用している。これは、ユーザーがブラウザのウィンドウをリサイズすると、コンテンツもそれとともにリサイズされることを意味する。この機能により、新サイトはPCやスマートフォンなど、あらゆるデバイスに最適なアプリになっている。さらに、ページの下部にはスクラバーが設置されており、ユーザーはそれを使ってコンテンツ間を迅速に移動することができる。また、トラックパッドやキーボードの矢印キー、マウスのクリックホイールを使ってページをめくっていくことができるオプションも用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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