Facebookの位置情報とイベント情報の製品マネージャーを務めるJosh Williams氏が、在職わずか18カ月で同社を去ることになった。AllThingsDが最初に報じたもので、米CNETの取材に対してFacebookもこれを事実と認めた。
「Williams氏はFacebookの大切な一員だった。今後の活躍を祈念している」と同社の広報担当者は述べている。
Williams氏は、場所へのチェックインに特化したサービスを提供していた新興企業Gowallaの共同創設者。同業種でいまだ存続中のFoursquareに対し、苦戦していたGowallaがFacebookに買収されて以降、Williams氏はFacebookがここ数カ月の最優先事項として取り組むローカル事業を指揮してきた。その中で同氏はFacebookにYelpのような要素をもたせるべく、モバイル向けのビジネスページを改良したり、「近隣のスポット」を見つける地図ベースのモバイル向け機能を開発したりしている。
米国時間7月19日付けで退職するWilliams氏は、「何か新しいことに取り組む」計画だとBusiness Insiderに語っているが、その具体的な内容は明かしていない。
Facebookが技術ではなく人員を手に入れるためだけにGowallaを株式300万ドルで買収したと報じられていることを考慮すると、これはFacebookにとって痛手だと思われる。またWilliams氏だけでなく、広告幹部のGokul Rajaram氏、エンジニアリングディレクターのJosh Wiseman氏、ゼネラルカウンセルのTed Ullyot氏と、Facebookではこのところ退職者が相次いでいる。
米CNETはWilliams氏にコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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