Facebookは、位置情報ベースのソーシャルネットワーキングアプリケーションGowallaの開発チームを獲得したことを正式に発表した。
Facebookは声明で、「Gowallaの共同創設者であるJosh Williams氏とScott Raymond氏、そしてGowallaチームの他のメンバーが、2012年1月にFacebookのデザインおよびエンジニアリングチームに加わることをここに発表できてうれしく思う」と述べた。「Gowallaチームとの話し合いの中で、われわれが多くの同じ目標を共有していることがわかった。つまり、多数の人々に利用してもらえる素晴らしい製品を構築すること、多大なインパクトを迅速に与えること、人々がつながり、自分の身の周りで生じていることを共有するための新しい方法を創造することである。Facebookは、Gowallaのサービスまたは技術を買収するわけではないが、Gowallaの背景にあるインスピレーションが、時の経過とともにFacebookに浸透していくに違いないと考えている」(Facebook)
Williams氏が記した米国時間12月5日付けのブログ投稿によると、Facebookは2011年9月に開催された同社のF8カンファレンスの直後に、この買収について話し合うためにWilliams氏とRaymond氏に連絡をとったという。
「Gowallaは、サービスとしては2012年1月に終了する。ユーザーに対し、Passportデータ、StampおよびPinデータ(と旧式のItemデータ)、写真をエクスポートするための簡単な方法を提供する予定である」と同氏は記している。「Facebookは、Gowallaのユーザーデータを取得することはしない」(Williams氏)
USA Todayによると、Gowallaは、拠点とするテキサス州オースティンに約30人の従業員を抱え、ユーザー数は約60万人であるという。新興企業である同社は2009年に、Ron Conway氏とKevin Rose氏を含む、foursquareにも投資していた投資家たちから、840万ドルのベンチャー資金を調達した。
CNNは先週、匿名の情報筋の話として、FacebookがGowallaを買収することを最初に報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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