以前Microsoftのチーフソフトウェアアーキテクトを務めていたRay Ozzie氏が米国時間7月15日、Hewlett-Packard(HP)の取締役会に加わった。
Ozzie氏を含む3人の新しい取締役がHPに加わったことを、同社が15日に発表した。他の2人は、McDonaldの元幹部で現在はWalgreenの会長を務めるJames Skinner氏とLiberty Mediaの元最高経営責任者(CEO)であるRobert Bennett氏で、HPの取締役は12人に増えた。
HPの取締役会は、前会長のRay Lane氏がソフトウェア企業Autonomyの買収をめぐる問題で辞任した後、変動が続いている。Ralph Whitworth氏がまだ暫定会長を務めているが、同社は同氏に代わる永続的な会長を探している。さらなる変革が見込まれている。
同社は15日の声明で、「取締役会は今後数カ月間で、さらなる世界クラスの取締役とともに、非常勤の永続的な会長を探す予定である」と述べた。
取締役会の再編は、消費者向け事業から撤退して企業のみにターゲットを絞ろうとして失敗した同社が、自社の方向性を模索するための動きである。この戦略転換(ただし、直ちに撤回することとなった)により、同社はPalmや「WebOS」モバイルプラットフォームの買収によってモバイル事業に参入する計画を廃止していた。
Bennett氏は監査、財務、投資の各委員会に加わる。Ozzie氏は財務、投資、技術の各委員会、Skinner氏は監査、人事と報酬、指名とガバナンスの各委員会に加わる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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