7月1日には、ヤフーと子会社のGyaOが運営するテレビ番組情報サイト「Yahoo!テレビ.Gガイド」(Yahoo!テレビ)において、スマートフォン向け新サービス「テレログ」を公開した。テレビ番組で紹介されたスポット(店舗、宿泊施設、テーマパークなど)や商品の情報を放送後すぐに確認できるサービスだ。首都圏のテレビ放送キー局(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TSBテレビ、フジテレビ、テレビ東京)に対応しており、90日前までに放送した番組の情報が対象となる。
番組内で字幕が表示されたり、エンドロールなどで紹介されたりしたスポットや商品はすべてデータ化しており、番組名や放送日ごとに閲覧できる。情報は最速で放送から5分後には更新される。気になる商品があれば、そのまま「Yahoo!ショッピング」で購入したり、スポット情報を「Yahoo!地図」上で確認したりできる。Facebook、Twitter、カカオトークの友人にシェアすることも可能だ。
Yahoo!テレビでは、これに近い機能として2009年から各番組情報内で「お役立ち情報」を提供しているが、表示位置が分かりにくいほか、該当放送の放送が終了すると番組情報自体にアクセスしずらくなるという問題があった。また「スマーフォンが普及して持ち歩けるため、どこかへ行った時やふとした会話で思い出したらアクセスできるように入り口をわかりやすく整理した」と、Yahoo!テレビ担当者の内堀愛氏は話す。
こちらも検索サービスを提供する強みを生かし、うろ覚えの情報でも簡単に検索して見つけられるようにした。たとえばスポットで「行きつけ」と検索すると、ゲストなどが番組内で紹介した行きつけの店舗を一覧で表示する。現在Yahoo!テレビの月間のユニークブラウザ数は1000万、デイリーでは100万となっており、内堀氏は「まずは2013年内に毎日10万人に使われるサービスにしたい」と目標を掲げた。
ヤフーでは、これらの新サービスを皮切りに、今後もテレビとネットを連携させたさまざまな取り組みを検討していきたいとしている。
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