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「Opera 15」の安定版がリリース-- 「Chromium」ベースのエンジン採用

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年07月03日 13時04分
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 「Opera」ブラウザの心臓部の置き換えを進めているOpera Softwareは、先にリリースしている同ブラウザの「Android」版に続いて、「Windows」版と「OS X」版もリリースした。

 ノルウェーに拠点を置くOpera Softwareは、ブラウザエンジンを自社開発の「Presto」から、Googleの「Google Chrome」が採用しているのと同じものへと変更し、Operaの再構築に取り組んでいた。その取り組みはまず、Android端末向けとして実を結んでいたが今回、PC向けにも「Opera 15」がリリースされた。

 ブラウザエンジンの仕事は、ウェブページ上やウェブアプリ上のHTMLやJavaScript、CSSによる指示をすべて処理し、その結果を画面上に描画することだ。Operaはこういった細かいレベルの処理において、オープンソースの「Chromium」プロジェクトの成果物であるエンジンを採用しているという点で、Google Chromeの後を追いかけている。しかし、Google Chromeとは異なるインターフェース上の特長がいくつかある。以下はその例だ。

  • 「スピードダイヤル」(Speed Dial)。この機能は以前からOperaブラウザに搭載されており、よく訪れるウェブページを表示するというものだ。Opera 15では、複数のリンクをフォルダ別にグループ化できるようになっている。
  • 「オフロードモード」(Off-Road Mode)。これはネットワークの速度が遅い場合に、Operaのプロキシブラウジングインフラを用いることで、パフォーマンスを向上させるという機能だ。同機能を用いた場合、Operaのサーバから圧縮されたウェブページが送られてくるようになる。なおこの機能は、高速のネットワークに接続した際に自動的に無効化される。
  • 「スタッシュボックス」(Stash)機能。これはウェブページのスクリーンショットを1カ所に集積し、後で利用できるようにするためのものだ。同機能ではウェブページの縮小版が表示され、好きなものを展開できるようになっている。また、後で探しやすくするために、スクリーンショットにラベルとしてキーワードを付加しておくことも可能になっている。
  • 「ディスカバー」(Discover)機能。これは、地域のニュースや、スポーツイベントといった、ユーザーが興味を持っていることがらに基づくウェブページを表示する機能である。
提供:Opera Software
スタッシュ(Stash)機能では、ウェブページのスクリーンショットを後で見るために整理できる。
提供:Opera Software
提供:Opera Software
ディスカバー(Discover)機能は、スポーツや旅行、地域のニュースといった、ユーザーが興味を持っていることがらに基づく最新のサイトのリンクを表示する。
提供:Opera Software

 Opera Softwareの最高経営責任者(CEO)Lars Boilesen氏は声明で、従来からあるその他のインターフェースを使いたいというOperaファンに対して、気長に待っていてほしいと呼びかけている。同氏は「われわれは次世代のOperaに向けて開発を継続しているため、お気に入りの機能のいくつかについては、今後に期待していてほしい」と述べている。

 同社の製品管理責任者であるSebastian Baberowski氏は現地時間7月2日付けのブログ投稿で、再構築の目玉の1つに、「Opera Link」を通じたブラウザ設定やデータの同期機能があると述べている。また、次回のリリースでは、ブラウザの見た目をカスタマイズするためのテーマの設定や、より視覚的なタブ管理も可能になることが明らかにされている。

 Operaは、古いPrestoベースの12.xブラウザのセキュリティパッチによるアップデートを継続することを約束しており、同社は、12.16のアップデートに取り組んでいる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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