fluxflexは6月27日、クレジットカード決済API「WebPay」を正式公開した。あわせて、サイバーエージェント・ベンチャーズ、アーキタイプ、GMOペイメントゲートウェイから転換社債による資金調達を実施したと発表した。
WebPayは、北米で広く普及しているStripe社のAPIと高い互換性をもち、豊富なライブラリやサンプルを利用して、わずか数時間で簡単に決済システムを構築できるクレジットカード決済API。単純な課金だけでなく、定期課金や従量課金、クーポンによる割引の適用、ワンクリック決済なども簡単に実装できるという。
暗号化処理により、ユーザーのクレジットカード番号などの重要情報を加盟店サーバーでそのまま扱わないため、国際セキュリティ基準であるPCI DSSの準拠に必要な項目を288項目から13項目まで削減し、準拠のためのコストを大幅に減らせるとしている。
また、WebPayのAPIは完全にオープン化されているため、自社サービスやモバイルアプリケーションへの決済機能の導入以外にも、クレジットカードリーダーを用いたモバイル決済サービスなど、WebPayを利用した決済サービスを簡単に構築できるという。
申込みはオンラインフォームへの入力のみで完結し、従来サービスの紙の書類による審査では通常3~4週間ほどかかった審査期間も大幅に短縮され、最短3営業日でクレジットカード決済機能を導入できる。利用料金は、各取引ごとに請求額の3.4%+30円の決済手数料のみで、初期費用、月額費用は無料となっている。
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