カリフォルニア州メンローパーク発--Facebookは米国時間6月27日、報道陣向けイベントにおいて、「Google Play」の新しいベータパートナーシッププログラムを利用するベータテストプログラムを発表した。ユーザーは(当然ながら「Google+」を通して)このプロセスに登録して、バグやクラッシュがないかをテストする。
同社のモバイルエンジニアリング担当ディレクターを務めるMike Shaver氏は、「このユーザーグループに、Dog-foodingの作業への参加を求めるつもりだ」と述べた。Dog-foodingとは、企業が特定の製品の改良を目的として、自社の従業員にその製品の使用を求めることを意味する言葉である。世界の大多数のスマートフォンに搭載される「Android」は、Facebookにとって重要な分野となっている。Facebookはサービス提供範囲を世界的に拡大したいと考えており、Androidは、多様なユーザー向けのアプリ開発とともに、この計画の鍵を握る。
通常はFacebook社員のみに限定される新機能のテストという作業に、ユーザーの参加を求めることにより、Facebookはモバイル分野における革新を迅速に進めることができる。
「確立された部分だけでなく、われわれがまだ確信を持てていない部分に一般ユーザーの意見を取り入れることを真剣に検討したのは今回が初めてだ」とShaver氏は述べた。
製品マネージャーを務めるRagavan Srinivasan氏は、メインとなる「Facebook」アプリで同プログラムを開始する予定だと述べた。しかしFacebookは、Android向けにカスタム構築されたFacebookのソフトウェアスイートである「Home」など、他のAndroidアプリにもこれを拡大する予定である。アプリがクラッシュするか、ロードに時間がかかるかといったことをFacebookは知りたいと思っていると同氏は述べた。ユーザーはアプリから直接報告を行い、アプリの中で自動的に問題のスクリーンショットが取得され、Facebookに送信される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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