ニコニコ超会議2の赤字は1億以下に改善--町会議の日程も発表

 ドワンゴは6月26日、六本木にあるニコファーレにて「ニコニコ超会議2赤字発表会」と題した発表会を開催。イベント「ニコニコ超会議2」の赤字額や全国各地で開催する移動型夏祭り「ニコニコ町会議 全国ツアー2013」の日程を発表した。

  • 最終的には赤字となったものの、約8850万と1億以下に改善された

 ニコニコ超会議2は4月27日、28日の2日間にわたって幕張メッセで開催したイベント。初めて2012年に開催した「ニコニコ超会議」では、最終的には4億7081万25円の赤字となったことから、今回の収支も注目されていた。

 今回、任天堂が特別協賛となったほか多数の企業が協賛。イベントも会場来場者数は、イベントホールで行われた「ニコニコ超パーティーII」も合計して10万3561人。ネット来場者数は509万4944人と盛況に終わり、収支は最終的に8854万2000円の赤字と発表。前回よりも大幅に赤字額を減らした形となった。

 総費用そのものについては前回よりも大幅に上回っているとし、ドワンゴ取締役の夏野剛氏は「コストが膨らんだので、途中の段階では2億程度の赤字になりそうという報告があった」としたが、前回よりも大幅に赤字額を減らした理由については「協賛企業(協賛金)と入場者数の増加のおかげ」という。

 ニコニコ超会議3は、すでに2014年4月26日と27日の2日間、幕張メッセにて開催することを決定済み。夏野氏は「来年はトントンを目指そうかな、というぐらいの気持ち。黒字化はいろいろ言われそうなのでしない(笑)。でも本当にトントンになると、ずっと長くイベントを開催できる」との考えを示した。

  • ドワンゴ取締役の夏野剛氏(左)と、ドワンゴ会長の川上量生氏(右)

  • 有料化したにもかかわらず入場者は増加

  • ニコニコ超会議3に向けて「超会議3は3回楽しい」と掲示。「この言葉を覚えていてください」(夏野氏)

 2012年にも行われたニコニコ超会議の「町」版として開催される「ニコニコ町会議 全国ツアー2013」。日本の地方の町で開催する、niconicoの「移動式文化祭」という位置づけとなっている。前回は全国7カ所を巡り、会場来場者数6万5750人、ネット来場者数は131万人を記録。今回は485の市町村から応募があったという。

 今回実施されるのは、岩手県 洋野町 「たねいちウニまつり」(7月14日)、香川県 琴平町 「こんぴら夏まつり」(7月27日)、鹿児島 さつま町 「さつま町夏まつり」(8月4日)、島根県 出雲市平田町 「平田まつり」(8月10日)、山形県 高畠町 「たかはた夏まつり」(8月15日)、山口県 下関市豊北町 「豊北夏まつり」(8月31日)、北海道 室蘭市 海岸町 「スワンフェスタ2013」(9月7日)、東京 檜原村 「ニコニコ檜原祭り」(9月17日)の8カ所となっている。また環境庁による後援と協賛企業もついて実施される。

 このほか、プレミアム会員数が6月22日付けで200万人を突破したことを記念した「ニコニコ大感謝祭」も開催。全26種のさまざまな賞品を抽選でプレゼントするとしている。

  • ニコニコ町会議 全国ツアー2013に向けて、各地の代表がアピール

  • プレミアム会員の年代構成。10代から30代で約90%を占めている

  • ニコニコ大感謝祭では、超豪華というものから一風変わった貴重な体験ができるものまで多数の景品が用意されている

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