Sprint Nextelの株主が、日本のソフトバンクによる買収案を圧倒的多数の投票で承認したことにより、Sprintの所有権をめぐる戦いが終わりを迎えようとしている。
米国時間6月25日に投じられた票の約98%は、ソフトバンクの提案を支持した。この買収は、今後さらに米連邦通信委員会(FCC)から承認される必要がある。ただしソフトバンクは、2013年7月上旬に買収が完了するはずだと考えていると述べた。
Sprintの最高経営責任者(CEO)であるDan Hesse氏は、声明で次のように述べた。「今日は当社にとって歴史的な日であり、変革をもたらすこの合併契約を承認してくれた株主に感謝したい。ソフトバンクとの取引は、財務面でより大きな柔軟性を持つ企業を作り出すことによって、Sprintの長期的な価値と競争力を高めるはずだ」
Sprintは2012年10月以降、ソフトバンクと協議を重ねてきた。当初、ソフトバンクの提示額は総額201億ドルだった。だが、買収に関する株主投票が近づいたころ、衛星テレビ事業者のDISH Networkが255億ドルという驚くべき対抗買収案を提示した。それ以来、ソフトバンクとDISHの2社は、Sprintを支配下に置こうと争ってきた。
ソフトバンクは2013年6月上旬、提示額を216億ドルに引き上げた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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