Microsoft幹部陣は、同カンファレンスの時間の大半を費やして、開発者に数多くのアップデートを発表するはずだ。それらの変更点は、おそらく3種類に分けられるだろう。同OSをより使いやすいものにするフィックス、Microsoftがユーザーから収集したテレメトリデータと口頭や電子メールによるフィードバックに基づく変更点、そして新たなイノベーションの3つだ。
Microsoftはさまざまなデモを行って、Windows 8ユーザー向けの新しいシナリオを強調するだろう。開発者はそのシナリオ向けにアプリケーションを構築することができる。例えば、Microsoftはタイルベースのインターフェースで、さまざまなサイズの複数のウィンドウを実行できるようにする予定だ。10インチのタブレットを横向きに持つと、ウィンドウを4つも同時に表示させることができるので、ウェブサイトやスプレッドシートから情報を集めながら電子メールを作成するといった作業が容易になる。
同社は勢いも強調する可能性が高い。MicrosoftはWindows 8のオンラインアプリストアでAppleに追い付こうとしている。Microsoftはアプリストアのデザインを変更して、過去の購入履歴に基づくおすすめ情報を顧客に提供する予定だ。また、ストアのレイアウトを微調整し、アプリのより詳細な情報とより大きな画像を表示できるようにする。オンラインストアのアプリ数について、最新情報を発表するかもしれない。
そして、Microsoftは自社製品ファミリーの連携について説明するだろう。「Windows Phone」と「Xbox」はかつてないほどスムーズにWindows 8と連携させることができる。Microsoftのオンラインストレージサービス「SkyDrive」は、より深い部分でWindows 8と統合されており、ユーザーはほとんど手間をかけずにファイルをウェブに直接保存できる。
Ballmer氏は2012年秋のBuildで開発者に対し、「Windows 8は今日のソフトウェア開発にとって最高の機会だ」と述べた。PC販売が減少している現状で、Microsoftはそうした楽観論が今でも有効なことを開発者に納得させる努力をするだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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