Twitterは米国時間6月19日、地域の情報を提供するモバイルアプリを開発する新興企業、Spindleを買収したと発表した。
Spindleは、Twitterへの売却を発表したブログ投稿で次のように述べている。「当社は過去2年半にわたり、『今、自分の近くで何が起きているのか?』という疑問への答えを皆さんが見つけやすくなるような製品を開発してきた。これまでも、当社が新しいことを試し、地域情報サービスの未来を思い描くたびに、Twitterで共有されるコンテンツの多様性と質に驚かされてきた。Twitterと力を合わせることによって、皆さんの周りで起こっていることに関して興味深くタイムリーかつ便利な情報を見つけやすくするために、はるかに多くのことができるはずだ」
地域の店舗に関する近況アップデートを中心とするSpindleのアプリは、同社のチームがサンフランシスコにあるTwitterの本社に移籍するのに伴い、終了する予定だ。
Spindleのアプリは地域を対象とした検索エンジンのようなものだが、FacebookやTwitterのソーシャルデータを利用している点が通常の検索と異なる。アプリは時間帯やユーザーの潜在的願望に基づき、最適とみられるアップデートを表示する仕組みで、例えば歩いて行ける範囲内でお得なサービスタイムのあるバーを見つけてくれる。
Twitterが、うわさされているように地域情報サービスの強化を考えているのなら、Spindleのチームが役立つことはまず間違いない。こうした地域情報サービスの狙いは、周辺で最も関連性の高いツイートを探し、現在地付近で関心のあるものを発見できるよう支援することにある。
2010年末に創設された小規模な新興企業であるSpindleは、今回Twitterに買収されるまでに約230万ドルの資金を調達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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