ビッグデータは一部のグローバル企業(テクノロジ業界内でさえも)を怯ませるようなペースで拡大しているが、General Electric(GE)の幹部陣は、この分野には数十億ドル規模の機会があると指摘した。
そして、GEはAmazon Web ServicesとAccenture、およびEMCのPivotalイニシアチブと提携して、大規模な産業用機械をクラウドで管理できる初めてのデータアナリティクスプラットフォームだとするものを発表した。
そのソリューション「Industrial Internet」についてGE幹部陣は、スマートマシンとセンサ、アナリティクスを結びつける共通のアーキテクチャを産業用機械の操作者に提供する「クラウドにとらわれない」プラットフォームと説明した。
GEのGlobal Software CenterのバイスプレジデントであるBill Ruh氏は米国時間6月18日に行ったメディアプレゼンテーションの中で、制御不能になる前に(まだそうなっていないのであれば)ビッグデータに対処する必要性を強調し、現在世界に存在するデータの90%はこの2年間に作成されたものだとするThe Wikibon Projectの調査結果を引用した。
特に産業用データはあらゆる業界区分のデータの2倍の速度で拡大している、と同氏は付け加えた。
Ruh氏は、「これは素晴らしい機会だ。このことが示すのは、データを生成するわれわれの能力が大幅に強化されて、『power of one』(さまざまな分野における1%の改善)を達成できるようになる、ということだ」と指摘した。
Ruh氏はこの分野で最大の機会を強調し、テクノロジ支出は2020年までに少なくとも5億1400万ドルに達する見通しだとした。
GEは、Industrial Internetスキームの価値も2020年までに約1.3兆ドル規模に達すると豪語している。
もう一度言うが、GEはこれらすべてを独力でやるつもりではない。同社の戦略は以下の通りだ。
GEはリアルタイム(あるいは「ミリ秒」の速さで)結果を提示することを約束しており、この製品で、保健医療や製造、エネルギー、航空、そのほかの交通機関などのグローバル業界に狙いを定めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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