「PunyPNG」は、画像をアップロードするだけでファイルサイズを圧縮できるサービスだ。名前からしてPNGの圧縮専用のサービスと思われがちだが、JPGおよびGIFの圧縮にも対応したオールマイティな画像圧縮サービスだ。
使い方は簡単で、トップページの「UPLOAD IMAGES」をクリックして画像ファイルを指定するだけ。自動的にアップロードおよび圧縮が行われ、圧縮後のファイルサイズが表示される。あとは必要に応じてダウンロードするだけだ。
サービスとしては有料のPRO版に重きを置いているようで、フリーで使う場合には機能にいくつかの制限がある。ひとつはアップロードできるファイルの容量が上限150Kバイトまでと、前回紹介したTinyPNG(上限3Mバイト)と比較しても相当きついこと。リサイズをしていない写真画像などはほぼNGであり、実質的にウェブサイトのパーツに限定されると考えたほうがよいだろう。
もう一つは圧縮後にダウンロードできるのが低圧縮版のみで、高圧縮版を入手するにはPRO版の契約が必要なこと。本サービスではファイルサイズを5割程度圧縮できることも珍しくないが、フリーでダウンロードできるのは2割程度しか削減できないバージョンのみである。無料の会員登録を行なってもPRO版を契約しない限り条件は変わらず、少々残念な使い勝手である。
一方で本サービスならではの優位性として挙げられるのは、圧縮時にExifデータを保持するか否か、またパレットの最適化をするかしないかを選択できること。とくに前者については、ファイルサイズは減らしたいもののExifの情報はそのままにしたいというニーズはあるはずで、これがオプションで選択できるのは便利だ。また冒頭に述べたようにGIFに対応していることもメリットだ。オンラインで使える画像圧縮サービスの一つとして、用途に応じて他サービスと使い分けるとよいだろう。
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