韓国エレクトロニクス大手のサムスンは現地時間6月12日、16メガピクセルカメラと10倍ズームレンズを装備する「Android」搭載スマートフォン、「GALAXY S4 zoom」を発表した。
一般的なスマートフォンユーザーに訴求する製品ではないだろう。しかし、多様な選択肢であふれかえるAndroid市場において、その中の特定層をターゲットとするのは理にかなった戦略だ。その特定層が熱心かつ情熱的で、お金を出し惜しみしないというのならばなおさらであり、写真家というのはそうである場合が多い。
GALAXY S4 zoomは、「S4」ブランドのスマートフォンシリーズで最新機種となる。最初に登場した主力モデルである「Galaxy S4」に続いて、より小型で低価格の「GALAXY S4 mini」、そして堅牢な「GALAXY S4 Active」が発表されている。
S4 zoomは、「Android 4.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)、4.3インチのSuper AMOLED 960x540ピクセル画面、LTEネットワーク接続、1.5GHzのデュアルコアプロセッサ(ただしサムスンによると、これについては市場によって異なるという)、8Gバイトの内蔵メモリ、最大64Gバイトまで容量を追加可能なmicroSDカードスロット、2330mAhバッテリ、そしてサムスン製のその他ソフトウェアを搭載する。
カメラについては、35mmフィルム換算で焦点距離が24~240mmの手ぶれ補正レンズを装備する。絞り値はf3.1~f6.3。センサーはISO感度100~3200で撮影可能。フラッシュも装備されており、前面にはビデオチャット用の1.9メガピクセルカメラがある。
サムスンによると、S4 zoomは英国で2013年夏に発売予定だが、欧州のその他の地域と米国での発売は同年第4四半期になる予定だという。価格は発表されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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