JGマーケティングは6月12日、ビジネス支援に特化したクラウドファンディングサービス「ShootingStar」を公開した。
ShootingStarは、個人や団体が実現したいプロジェクトに対して、そのアイデアに賛同した方からネット経由で少額の資金提供を呼びかけ、資金を集めるクラウドファンディングサービスだ。中でもビジネスの支援を重視しているという。目標金額に到達した場合にのみ運営手数料20%が差し引かれ、プロジェクトに対して支払われる。
ShootingStarを運営するJGマーケティング代表取締役の佐藤大吾氏は、ノーベル医学賞を授賞した山中伸弥氏や、最高齢エレベスト登頂を達成した三浦雄一郎氏なども寄付を募ったファンドレイジングサービス「JustGiving Japan」を2010年から運営し、これまで3年間で総額10億円の寄付を集めてきた。JustGiving Japanでの寄付活動で培った知見やノウハウをShootingStarに生かし、プロジェクト起案者に対して支援をおこなう。
JustGiving Japanは、利用規約上NPOや非営利活動への寄付の仲介しかできなかったと語る佐藤氏。しかし、2011年の東日本大震災における被災地復興やビジネス支援などの活動のために、営利非営利を問わない活動に対するファンディングプラットフォームができないかを模索し、国内でも注目を浴びているクラウドファンディングサービスの立ち上げへと至ったという。
「個人でも事業者でも、誰かがチャレンジすることを応援したい、という仕組みを大事にしていき、1人でも多くの挑戦する人を支援する社会にしていきたい」(佐藤氏)
ローンチに合わせて、8bit new代表理事でジャーナリストの堀潤氏による「みんなの取材資金と技術を支えるニュースメディアつくります」、NPO法人オンザロード代表理事高橋歩氏の「福島の応援はリアルな出逢いから!高橋歩&福島フレンズと楽しく飲んで、友達になろう! 」の2つのプロジェクトが立ち上がっている。
今後は、現在クラウドファンディングでの国内最高プロジェクト成約金額となる1500万円を更新することを目指すほか、年間流通金額で1億円、参加サポーター数で1万人の達成をねらう。
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