「iOS 7」ハンズオン--アップル新モバイルOSを手にした感想 - (page 4)

Jessica Dolcourt Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年06月14日 07時30分

 さらにいくつか注目に値するアップデートがある。

  • 端末のロックを解除すると、アイコンが舞い降りてくる
  • 新しくなった「Weather」アプリでは、画面上で動的な天気アニメーションが表示されるほか、ピンチすれば全都市の概要が分かる
  • 「Maps」の夜間モード
  • 「iCloud」の写真共有
  • 極秘データを記憶する「iCloud Keychain」
  • 長いMMSのサポート
  • 「Calendar」でのスワイプ操作による表示日の変更
  • 「Phone」、FaceTime、「Message」での着信拒否
  • PDFファイルの注釈の表示
  • 盗難時に端末を守る「Activation Lock」
  • 60fpsの動画撮影のサポート
  • 「App Store Volume Purchase」
  • Mapsのブックマークの同期
  • 通知の同期
  • テレビ番組のスマートダウンロード
  • 「Smart Mailbox」
  • 「Wi-Fi Hotspot 2.0」
  • メール検索の改善
  • 傾斜計のサポート
  • アクティビティシートからのAirDrop
  • バックグラウンドでのアセットのダウンロード
  • アプリ単位でのVPN
  • 「Enterprise」へのシングルサインオン

リリース日

 iOS 7を自分で試してみたくてむずむずしているのなら、悪いニュースだ。アプリの登録開発者でなければ、待つ必要があるからだ。ユーザーのiPhoneとiPad向けに完全な一般公開が行われるのは2013年秋の予定だ(具体的な日付は決まっていない)。いつも通り、iPhoneアプリの登録開発者は新しいiOS 7のベータ版を6月10日から試せるようになるが、iPadアプリの開発者は数週間待たされることになる。

 すべての端末がiOS 7対応となるわけではない。どれが対応端末として残れなかったのかは、この記事で確認してほしい。

米CNETの(現時点での)見解

 これは、iPhoneが2007年に最初に発売されて以来初めてとなる、iOSの大規模なデザイン変更だ。今回のデザインは、よりモダンな外観への移行を示すものだが、Appleのシャープかつシンプルで、切れるほどの美的感覚には今でも忠実であり続けている。われわれは今のところ、この思い切った前進を良いものだと考えているが、多くの頑固な保守的ユーザーはこの見慣れないものに抵抗するだろう。

 Appleは独自の視覚要素やユーザビリティ要素を追加しているが、(すべてのモバイルプラットフォームメーカーがしているように)引き続きライバルから少しずつ借用してもいる。そうした部分は、簡単にアクセスできる設定画面、ブラウザタブの扱い、円形のデザイン要素の採用など、このOS全体にちりばめられている。

 前述の通り、iOS 7は視覚的な部分に大規模な変更を行っている。これは、自分のタブレットやスマートフォンを使っていくのには重要な部分だ。しかし本当に重要な、考え方を根本から変えるような新機能は極めて少ない。

 とはいうものの、Appleには、非常に興奮するようなニュースを次のiPhoneやiPadの発表に取っておく傾向がある。それを知るには、2013年秋まで待つ必要がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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