複数Windowsマシンのソフトを同期・利用する「Synclogue」--2000人限定公開

岩本有平 (編集部)2013年06月10日 19時23分

 米Synclogue Internationalは6月10日、複数のWindowsマシンでソフトウェアとその設定を同期して利用できるソフトウェア「Synclogue」をウェブエンジニア向けに2000名限定で公開した。

 ユーザーは、Synclogueのアカウントを取得してクライアントソフトをインストールしたのち、ドラッグ&ドロップ操作で共有したいソフトを選べば同期を開始する。クライアントソフトをインストールしたWindowsマシン間での共有が可能となる。

 対応ソフトはサクラエディタやFFFTP、FileZillaなどで、詳細は同社サイトにて公開されている。ただし、これ以外のソフトについても、複数利用できるものがあるという。ただし、利用できないことが明らかになっているソフトについては同社でブラックリスト化しており、警告が出て共有できないようになっている。

 対応OSはWindows XP(32bitのみ、SP3に対応)、Windows Vista(32bit/64bit、SP2に対応)、Windows 7(32bit/64bit SP1以降に対応)、Windows 8(RTを除く)。今後、対応OSやプラットフォームを拡充していく予定だ。

 ウェブエンジニア向けのトライアルは3カ月を予定する。同期間中は、50Gバイトまでのファイルを取り扱えるプランを無料で提供する。今後については月額9.85ドルで10Gバイトの容量を提供する予定。

 Synclogue Internationalは日本のスタートアップであるSynclogueの米国子会社。親会社のSynclogueでは、2011年5月にSynclogueベータ版を公開していたが、安定性の向上などを経て、米国からサービスを提供するに至った。

 今後は、ソフトベンダーとも話をする場を持ち、対応ソフトの拡充を目指す。また、決済機能、招待機能などの追加を進め、9月中旬にも一般公開することを目指す。将来的には、Windows向けのストア機能の提供なども検討していく。

 なおSynclogueは、マイクロソフトのベンチャー支援プログラム「Microsoft BizSpark Plus Program」にも採択されている。日本マイクロソフト 業務執行役員デベロッパー&プラットフォーム統括本部 クラウドプラットフォーム推進部長の平野和順氏もSynclogueについて、「Windows 環境をより便利に使えるようになる。またストアは、開発者が今まで培ってきた技術を活かしてクラウド時代に適応した製品を開発し流通できる画期的なアイデア」とコメントしている。

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