銀行口座やカードを一括管理--“お金の流れ”が一目で分かるiOSアプリ「Moneytree」

 こまめに家計簿を付けなくても、“お金の流れ”が一目で分かる──そんなマネー管理アプリが登場した。2012年に設立したスタートアップ企業、マネーツリーが手がける「Moneytree」だ。現在のところはiOS向け(iPhone、iPad、iPod touch)のみで、App Storeから無料でダウンロードできる。画面のサイズはiPhone/iPod touchにのみ最適化されている。

いま、どの程度お金を使っているか、残高があるかなどが一目でわかる
いま、どの程度お金を使っているか、残高があるかなどが一目でわかる

 Moneytreeは、銀行やクレジットカード、モバイルSuicaなどの入出金履歴や利用履歴、口座残高などのオンライン明細をスマートフォンから確認できる機能を持つ。仕組みとしては、各金融機関が運営するインターネットサービス(明細照会など)を、このMoneytreeを経由してアクセスする「データアグリゲーションサービス」だ。

 もし、これまでウェブサイト経由で金融機関の取引をしたことがない人であれば、事前に登録を済ませておく必要がある。

約70%の銀行や金融機関に対応、9月までに85%を目指す

今月、何にどれだけ使っているかも一目で分かる
今月、何にどれだけ使っているかも一目で分かる

 登録できる銀行は、日本の主な銀行、カード会社など全36社以上。約70%の銀行や金融機関に対応し、9月までに85%を目指すとしている。電子マネーはnanacoとモバイルSuicaに対応。waonと楽天Edyには今後対応予定としている。また、自動で支出の分類ができる「データ分析機能」も特長の一つだ。

 一度、金融機関の口座を登録しておけば、複数の銀行の預金残高やカード使用履歴や使用額などをiPhoneやiPadなどから一画面でまとめて確認できるようになる。もちろん、現金で支払った時は「現金記録」も行える。なお、Moneytreeでできるのは明細の表示のみで、振込などの取引はできない。“見ること”に特化することで、安心して使える要素の一つにもなっている。

 4月25日に公開されたMoneytreeは、「App Storeのスタッフのおすすめ」にもなったことから、毎日のダウンロード回数は数千を超え、リリースから4週間半で160万取引を処理したという。

Moneytreeの特徴
Moneytreeの特徴

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