外国人とコミュニケーションをとったり、外国の本やパンフレットなどから情報を得たりする上で、問題となるのが言語の壁。英語すらままならないのに、中国語やドイツ語、フランス語などで会話をしたり、文章を読んだりするのは不可能だという人も多いのではないだろうか。
そうした時に役立つツールが「Google 翻訳」だ。これは、さまざまな言語を自国の言語に翻訳したり、逆に自国の言語を他の言語に翻訳したりしてくれる、翻訳ツールの一種。Googleが提供するだけあって、対応する言語が非常に多く、70以上の言語に対応。主要な言語だけでなくさまざまな国や地域の言語に対応しているのは、嬉しいポイントだ。
Google 翻訳のポイントは、対応言語の数だけにとどまらない。中でも、他にはない大きな特徴となるのが、入力方法の多様さだ。通常の翻訳ツールは、翻訳したいテキストをキーボードで入力するか、Webサイトなどからコピーしてくるかのいずれかだが、Google 翻訳にはより便利な、3つの入力方法が用意されているのだ。
1つは音声による入力。Googleの音声入力機能を用いて入力できるので、外国人を目の前にしてやり取りする必要がある場合も安心だ。次は手書きによる入力で、キーボードから入力できない文字に出くわした場合、文字を直接書いて入力することで翻訳が可能になる。そして最後はカメラによる入力。雑誌やポスターなどに書かれた外国語をカメラで撮影するだけで、自動的に認識して翻訳ができるので、非常に便利だ。
さらにもう1つ、大きな特徴となるのが、翻訳した言葉を音声で読み上げてくれる機能が備わっていること。特に、目の前の外国人に内容を伝えたい場合は、音声を使うことで一層相手に伝わりやすくなるだろう。またこの機能を使えば、発音などがある程度理解できることから、語学を学習する際にも役立つかもしれない。
ちなみにGoogle 翻訳は、基本的にはインターネットに接続した状態で利用する仕組みとなっている。だが時には、海外での滞在などで、インターネットに接続できないけれど翻訳が必要なケースもあることだろう。そうした時のためにGoogle 翻訳には、あらかじめ言語パッケージをダウンロードしておくことにより、オフラインで翻訳が利用できる仕組みも備えているので安心だ。
翻訳が必要となるさまざまなシーンで、Google 翻訳は非常に心強い存在となる。ぜひ常備しておきたいアプリの1つといえるだろう。
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