メールやSNS、ストレージなど、クラウド上で提供されているさまざまなサービスを、便利に活用している人は多いことだろう。だが多くのサービスを利用していると、あの時見かけた内容はメールだったのか、SNSの投稿だったのか……と、悩んでしまうことも多いだろう。もちろん1つ1つのサービスでキーワード検索をかければ探すこと自体不可能ではないが、大幅な手間がかかってしまう。
そうした悩みを簡単に解決できるのが「CloudMagic」だ。これは、メールやSNS、ストレージやカレンダーなどといったクラウドサービスを、横断してキーワード検索できるもの。GmailやGoogleドライブ、GoogleカレンダーなどGoogleが提供するサービスに加え、Windows Live、iCloudなど他のプラットフォームのサービス、さらにはFacebookやTwitterといったソーシャルサービスや、Dropbox、Evernoteなどのストレージにも対応している幅の広さが特徴で、複数のサービスに保存されている情報をまたいでの検索が可能だ。
使い方はとても簡単で、検索したいアカウントを一通り登録したら、後は検索したいキーワードを入力するだけ。するとGmailに保存されたメールやTwitterの投稿、Facebookの友達などから、キーワードに一致したものだけが絞り込まれていく。検索結果の中に見たい内容が見つかったら、後はそれをタップして選び、内容を閲覧すればよい。サービスによっては閲覧するのに別途ログイン操作が必要になる場合もあるが、Gmailなど主要サービスの検索・閲覧自体はCloudMagicだけで事足りるだろう。
他にもクラウドストレージに保存されたテキストなどは、形式によって内容まで検索ができず、ファイル名の検索になるなどいくつか制約はあるようだが、クラウドサービスを横断して検索できるのは魅力。ただし無料で横断検索ができるのは30日で50回までと制限されており、制限なく検索できるようにするには、月額4.99ドル(執筆時点では430円程度)を支払う必要がある点には注意しておきたい。
多くのクラウドサービスをビジネスにフル活用しているなら、その資産を有効活用する上でも、CloudMagicは非常に便利なツールとなる。ぜひ大いに活用したいところだ。
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