メモを書いて机に貼る、しおりとして本に挟む、予定を書いて手帳に貼る……。ふせんの使い方と言えば、そのようなものだと思っていたが、それは単なる思いこみでしかなかった。ふせんを切ったり、折ったり、組み合わせたりすることで、ふせんの可能性が無限に広がる世界が本書に紹介されている。
まずふせんを使う場所は、デスク周りだけではないことが分かる。キッチンや冷蔵庫、財布やペットボトルなど「そんなところにも?」と驚くようなシチュエーションが多数提案されている。さらに「達人たちのふせん活用術」として、5人のクリエーターらが独自のセンスでふせんを加工している。詳しい作り方もあわせて掲載されているが、簡単に真似できそうなものから、かなり手の込んだものまである。
加工しなくても、そのままで十分かわいくて面白いふせんも多数掲載されているので、難しい加工が苦手な人でも大丈夫だ。すべてのふせんをそろえているショップはないだろうが、巻末にはふせんを購入するのにおすすめのショップ情報も載っており、ふせんを入手しやすい近所のショップやネットショップに出会えるだろう。単なる無地のふせんに飽きた人や、デスクまわりをにぎやかにしたい人には、まったく飽きない1冊となるはずだ。
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