Evernoteは米国時間5月30日、これまではなかったセキュリティツール3種類を提供するとして、新機能をブログで発表した。まずは2要素認証で、パスワードだけでなくセキュリティコード(モバイルデバイスに送られる)の入力が必要となる。この2要素認証を用いるのは、ユーザーがEvernoteをデバイスにインストールしたかウェブからサービスにアクセスしようとしたときだけだと同社は説明している。ただしオプションなので、利用したくないユーザーはこの機能をオフにできる。
さらに「Access History」機能により、ユーザーはアカウントにアクセスがあった場合の履歴を見られるようになる。この履歴には位置情報およびIPアドレスが含まれており、ノートを誰かにのぞかれていないか確認できる。
3つ目の「Authorized Applications」機能では、同ソフトウェアの特定バージョンへのアクセスをユーザーが無効にできるようになる。例えば「iPhone」にインストールしたバージョンを無効にした場合、再度サービスを復活させるにはそのバージョンにパスワードを入力しなければならない。Evernoteでは、ユーザーが初回にパスワードを入力して、それ以降サインインを求められることはほとんどない。
Evernoteによると、Access HistoryおよびAuthorized Applicationsの機能は全てのユーザーに提供されるという。しかし、2要素認証は「Evernote Premium」および「Evernote Business」ユーザーのみを対象としている。同社は「幅広いユーザーに対してサポートできる」感触を得たら全ユーザーに対して提供したいとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」