続いて本体を見ていく。一見してわかるセミオープンバック(半密閉)タイプで、ハウジングには銅合金が採用されている。口径13.5mmの「Fidelioクロスドライバー」と合わせ、音の反響や振動を軽減。自然なサウンドと深みのある低音を鳴らす仕組みだ。またS2にのみ「多層構造ダイヤフラム」が搭載されている。ダイヤフラムに各帯域を分割し、ひだを付けて前後にフィルタで挟み込む構造で、音のチューニングを強化する。
装着する側のイヤーシェル部は、美しいシャンパンゴールドカラーを採用。音孔が3つ設けられ、傷防止コーティング加工も施されている。デフォルトで着けられているMサイズのイヤーキャップにて装着したところ、筆者の場合はスムーズに収まった。その理由は、人間光学に基づいたデザインであるということだろう。密閉感もしっかり感じられる。要所要所で質感の高さをさりげなく感じさせてくれるのも本製品の魅力だ。
ケーブルは、フラットタイプの1.2mを採用。表がホワイト、裏が縦線の入ったゴールドというツインカラーも特徴的だ。装着時は、ケーブル分岐部からそれぞれの色が見え隠れするなど細やかなセンスが光る。また、L側のケーブルにインラインリモコンとマイクが装備されており、音楽の再生や一時停止、スマホでは通話の操作が手元で行なえる。実際にこうした機能は便利なため、一度使うと手放せない。例えば満員電車でも、耳元を触るようにボタンを押すだけで操作ができるためかなり使える。
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