フィリップス エレクトロニクス ジャパンとInterFMを運営するエフエムインターフェーブは、10~50代の男女1000人を対象に、耳に関する調査を実施した。その結果4人に1人が「耳が疲れている」と感じているという。
この調査は3月3日の「耳の日」に先駆け2月に実施されたもの。ヘルツ単位で音を聞き分けられる「ゴールデンイヤー」のエンジニアを持つフィリップスと音楽好きのための音楽ステーションであるInterFMが共同で行った。
調査結果によると、約8割の人が耳をいたわっておらず、4人に1人が耳の疲れを感じているという。また、日常生活における耳への意識に対しては「とても意識している(8.0%)」と答えた人が1割に満たず、「ある程度意識している(42.3%)」、「あまり意識していない(40.0%)」「まったく意識していない(9.7%)」の結果になったとのこと。これにより耳への意識が低いことがわかった。
音楽を聞くときの音量について質問すると、「大きめの音量で聴くことが多い(5.5%)」、「少し大きめの音量で聴くことが多い(23.5%)」と3割近くの人が大きめの音量で聞いているとのこと。その一方6割以上の人は「音量を上げすぎないようにしている。(62.9%)」としており、音楽を聴くときの意識の差が見られる結果となった。
耳のケアについては、1割り程度が「毎日ケアしている。(12.9%)」と回答。最も多かったのは「たまにケアしている。(53.0%)」で、毎日ケアしている人とあわせて6割以上が普段からケアをしていることがわかった。また「音楽を楽しむために、耳のケアはしてみたいと思うか」という質問に対しては「そう思う。(60.8%)」と回答している。
なおフィリップスとInterFMは、聴く力を育てる「ゴールデンイヤーアカデミープロジェクト」を2月27日に開始。ピーター・バラカン氏を校長に迎え、オンライン上で、聴く力を育てるためのアドバイスやゴールデンイヤーになるため方法などの情報を発信している。
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