セガ、BBC EARTHを活用した“大自然超体感ミュージアム”--8月に横浜でオープン

佐藤和也 (編集部)2013年05月29日 16時35分
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 セガとBBC Worldwideは5月29日、ネイチャー・ドキュメンタリー「BBC EARTH」の映像を活用した体験型エンタテインメント施設の名称を「Orbi」と決定。横浜市の「MARK IS みなとみらい」に、1号店となる「Orbi Yokohama」(オービィ横浜)を8月19日にオープンすることを発表した。

 両社は2011年6月のパートナーシップ契約の締結し、日英共同で開発を進めていた。Orbiの名称は、Orb(球体)とOrbit(軌道)という単語に由来する造語となっている。

 Orbiで目指したのは、シネマでも水族館でもテーマパークでもない「大自然超体感ミュージアム」。セガの強みでもあるエンターテインメント性や技術開発力のテーマパークの部分と、BBC EARTH持つドキュメンタリー映像や博物学といった知識を高める博物館のような強みを融合し、没入体験を通して大自然の神秘を体感できる空間を提供する。

  • Orbiの特徴として挙げられた「ほかにはない体験価値」

  • 3つのショーエリアが設けられている

 Orbi Yokohamaでは大きく「Pre-SHOW」「Main-SHOW」「Post-SHOW」3つのエリアに分かれている。Pre-SHOWでは地球上のさまざまなシーンを舞台にした、12種類のエンタテインメントエキシビジョンを用意する。地球上空や深海、ジャングル、極寒地区などの大自然や生き物をテーマにして、映像を見るだけではなく音を聞く、体験することを通して知的好奇心満たし知識を高めることが目的。従来のアトラクションに学べる要素が加わっているのが特徴としている。またAR端末を使った館内周遊ツアーも用意されている。

  • Pre-SHOWで体験できるものの一例。130万頭で大移動するヌーの群れの真っ只中を体験

  • 体感温度マイナス20度にもなる、極寒地域の吹雪なども体験できるという

  • AR端末を活用した周遊ツアーも提供

 Main-SHOWでは、収容人数340人のシアターエリアに日本最大級となる幅40メートル高さ8メートルの巨大なフロントスクリーンを設置。同じロケ地で撮影された映画サイズ約3画面分の映像を、このシアターのために編集して上映。またリアスクリーンや立体サラウンド、風や霧やに匂いの発生装置を使い、大自然の真っ只中を再現したかのような没入体験が得られるとしている。

  • フロントスクリーンの大きさの比較

  • 映画サイズ約3画面分の映像を、このシアターのために編集して上映

  • シアター内の設備

 そしてPost-SHOWではBBC EARTH の撮影チームの舞台裏を紹介するメイキングコーナーを設置するほか、カフェやショップを設置し、Orbi内での体験を振り返って余韻に浸れるエリアとなっている。施設全体を見てまわる所要時間は約2時間を想定。入場料は大人2600円、60歳以上が2000円、小中学生1600円、幼児が500円。

  • 左から、BBC ワールドワイドジャパン 代表取締役社長の宗方謙氏、セガ 代表取締役社長COOの鶴見尚也氏、セガ エンタテインメント施設事業部 クリエイティブディレクターの長谷川敦彦氏

  Orbiの施設のコンセプトとして、セガ代表取締役社長COOの鶴見尚也氏は「3世代が楽しめるエンターテイメント施設。おじいちゃんおばあちゃんが孫を安心して連れて行ける施設」という。またパートナーシップについても片方が積極的にアプローチしたということではなく、セガが親子3世代で楽しめるコンテンツを求めていたのと、BBC Worldwide側もBBC EARTHの有効活用したいという中での出会いがあり、お互いの思惑が一致したからと説明。「お互いの強みをぶつけ合って、いい化学反応が起きた」(鶴見氏)

  今期(2014年3月)の入場者数の目標は50万人とし、家族連れや外国人観光客の集客はもとより、自然というコンテンツを扱っていることから、遠足などの学校行事や教育現場へのアプローチも検討。この1号店の成功を足掛かりに、ライセンスアウトによる海外展開も見据えている。

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