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データ可視化ソフトのタブローが上場--CEOに聞く今後の展望 - (page 2)

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2013年05月20日 13時33分
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独立性と中立性を明言

 しかし、もしTableauがデータ発見と可視化にほとんど集中している状態を続けるとすれば、この分野に弱いBIスタックベンダーの1つに同社が買収されるのではないかという疑問が生じる(そしてTableauに比べれば、こうしたベンダーは同分野に弱い)。Chabot氏は、Tableauは独立性を維持していくと主張し、そのような独立性があるからこそ、同社の製品は事実上あらゆるリレーショナルなビッグデータまたは分析データのソースにつながる万能ツールであり続けられるのだと説明した。また、このことがどのようにTableauの顧客にとって大きな利益となっているかについても語った。

 確かに、筆者が2012年にTableau Customer Conferenceで取材した記事に記したとおり、Tableauの顧客は幸せな集団だ。Chabot氏は、セルフサービス分野に専心するTableauの純粋な姿勢は顧客の熱意を駆り立てるものであり、TableauがBIの競合企業を大きく引き離す要因にもなっていると確信している。こうした企業は、セルフサービス機能があっても、単なるオプションとして提供しているにすぎない。

素人向けのデータサイエンス

 ZDNetがデータサイエンティストの必要性をテーマに開催したGreat Debateに参加したばかりの筆者は、この問題についてどう思っているのかをChabot氏に尋ねた。当然ながら、TableauのCEOである同氏は、私たちがスペシャリストに依存しすぎていることや、こうした「人々に教えを授ける特権的な職業」が拡大していくことで、私たちが障壁を乗り越えられるわけではないということを感じている。Chabot氏によると、データテクノロジの圧倒的多数が複雑かつ開発者集約的な性質を備えており、そうした性質こそがTableauの成功を支えているという。

 こうした複雑さを念頭に置いた上で、筆者はHadoopについてChabot氏に尋ねてみた。この典型的なビッグデータ技術の人気が高いのは明らかだ。しかし、それは、Tableauが自らを特徴づけている、セルフサービスやアジャイル、エンパワーメントといったテーマが取り上げられたときに、ふと思いつくものではほとんどない。

「DATA(データ)」の統合

 では、Chabot氏はセルフサービスの成功と、Hadoopのような複雑なツールの成功をどのように両立させたのだろうか。同氏の説明によると、Tableauは多くの客先でHadoopを目にしているが、スタンドアロンのプラットフォームとして利用されていることはまずないという。筆者が思うに、Chabot氏が言わんとしているのは、人々はHadoopを使いたいと考えているが、これまでずっと使い続けてきたデータウェアハウスやBI、トランザクショナルなデータベース技術にHadoopを融合させたい、ということだ。Chabot氏は、Tableauはそうした統合を部分的に容易にすると言うだろうし、それは正しい。

 筆者としては、2013年は、BIとビッグデータの統合傾向に減速の兆しは見られないことを指摘しておく。Tableauのティッカーシンボル「DATA」には「BIG」の文字が含まれていないが、そうする必要はない。なぜなら、あらゆる種類のデータをめぐる市場のニーズはこれまで以上に大きくなっているからだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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