Googleは米国時間5月16日、同社のウェアラブルコンピューティング端末向けの新しいアプリ数種を発表した。同社はこれらのアプリを「Glassware」と呼んでいる。アプリにはFacebook、Twitter、Tumblr、Evernote、CNN、Elleなどがあり、The New York TimesやPathから既に提供されているいくつかのアプリに加わる。新しいアプリは現在、「Google Glass」所有者向けに提供されている。
これらのアプリは、モバイル版やウェブ版と比べると機能が限定されているが、Glassアプリを提供する多くの企業が、今回リリースしたものはまもなく提供する予定のバージョンのほんの手始めにすぎないと述べている。
EvernoteのAndrew Sinkov氏はブログの投稿で、「ウェアラブル製品は消費者向けの次の最先端技術であると考えている」と述べた。「16日、Google Glass上でのEvernoteのシンプルで便利な使用方法のほんの一部を紹介している。これはまだ始まりにすぎない」(Sinkov氏)
今回のアプリは、サンフランシスコで開催されているGoogleの開発者会議「Google I/O」で発表された。同カンファレンスは2012年、Googleがウェアラブルでインターネット対応のGlassを画期的なスポーツ用メガネとして発表したことで、大々的に報じられ、世界中を驚かせた。Googleはその後、同社の「Explorer」プログラムに参加する一部の人々を対象にGlassを提供しており、Google Glassの価格と発売情報は2013年末までに発表すると同社の共同創設者であるSergey Brin氏は述べていた。
Facebookのアプリでは、ユーザーは、Google Glassから自分のFacebookタイムラインに写真を直接アップロードし、情報を声に出して言うだけで説明を加えることができる。Twitterのアプリでは、写真やテキストのツイート、リプライ、リツイートに加えて、ツイートのお気に入り登録や通知が可能である。
Evernoteアプリには現在、ユーザー向けに数種類の機能がある。写真や短い動画を簡単に撮影してGoogle Glassの共有メニューから自分のEvernoteアカウントに送信することができる。また、「Evernote Web」からメモを選択して、直接「Glass Timeline」の中に送信し、必要なときに視界に表示することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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