カールツァイスは5月15日、ソニー「NEX」シリーズ、富士フイルム「X」シリーズ用の交換レンズを発表した。交換レンズファミリー「Touit(トゥイート)」の第一弾として発売する。販売開始は6月21日。
今回発表されたのは、超広角12mmの「Touit 2.8/12」(価格:12万6200円)と、標準32mmの「Touit 1.8/32」(同:9万4600円)の単焦点レンズ。両モデルともにNEX用の「Eマウント」とX用の「Xマウント」がそれぞれラインアップされる。
カールツァイス代表取締役社長のロルフ・バイヤスドルファー氏は「カールツァイスは、日本市場において極めて高い評価をいただいている。常にクオリティを重視し、カメラに最高の可能性をもたらすこと、これこそがカールツァイスのDNAだ」と同社のポリシーを話した。
カールツァイスでは、ハイエンドカメラからスマートフォンに至るまで、全分野でレンズを展開。デジタルカメラはソニー、スマートフォンはノキア、ウェブカメラはロジクールと契約を結びレンズを提供している。
今回発売するミラーレスカメラ用の交換レンズTouitは「今後最も成長が見込まれている市場。これは私どもだけの分析ではなくデータにも現れている」(カールツァイス コンシューマー&プロフェッショナルディビジョン ゼネラルマネージャーのクリスチャン・バナート氏)という。
すべてのレンズに「T*コーティング」を施し、高レベルでの反射防止性能を実現。高度の迷光防止、9枚羽根採用によるボケ味の再現などができる。ソニーNEX、富士フイルムXともに、オートフォーカス機能を含む互換性は確保されているとのことだ。
現在Eマウントレンズは13本、Xマウントレンズは10本(発売予定含む)の交換レンズがラインアップされており、今回のTouitはそれらレンズのラインアップをさらに強化するもの。2013年度内には、50mmのマクロレンズ「Touit 2.8/50」の登場も計画されている。
シリーズ名となったTouitは、ラテン語でオウムの種類の名前。小型で動きが機敏なため、優れた視界、敏捷性、機動性を備えたミラーレスカメラ用の交換レンズに最適としている。カールツァイスでは、今後もラテン語の鳥類名をファミリーシリーズの新商品に名づけていく予定だ。
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