富士フイルムは1月8日、0.08秒の高速AFを実現したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100S」など6製品を発表した。
FUJIFILM X100Sは、2011年3月に発売した「X100」の後継機種で、新開発のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS II」センサ(1630万画素、ローパスフィルターレス)と画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載。フルサイズ機に匹敵する高画質を実現したという。
なお、従来比2倍以上の高速処理、世界最速0.08秒の高速AFで、従来比約25%の解像力向上と30%の低ノイズ化を達成したという。電子ビューファインダは236万ドットに進化した。
左右にずれた像を一致させることでピントを合わせる世界初の「デジタルスプリットイメージ」や、被写体のコントラストが高いカ所の輪郭を強調して表示するフォーカスピーキング機能を搭載している。発売は2月16日。市場想定価格は13万円前後としている。
FUJIFILM X20は、2011年10月に発売した「FUJIFILM X10」の後継機種で、撮影情報を見やすく表示する「アドバンスト光学ファインダー」を搭載する。新開発の「デジタルトランス液晶」により、ファインダを覗きながらでも、フォーカスエリア、シャッタースピード、絞り値などの撮影情報をファインダで確認でき、より快適な撮影が可能になるとしている。
センサは、一般的なコンパクトデジタルカメラの約2倍の面積となる2/3型「X-Trans CMOS II」(1200万画素、ローパスフィルターレス)で、従来比2倍以上の高速処理を実現した画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」、フジノン光学4倍マニュアルズームレンズを搭載し、性能を各段に向上させた。発売は2月16日で、市場想定価格は7万円前後としている。
このほかにも、デジタルカメラ「FinePix S8200」「FinePix XP60」「FinePix T500」「FinePix JZ700」を1月26日より発売する。
FinePix S8200は、広角24mmから超望遠960mmの光学式40倍ズームレンズと、1620万画素「CMOSセンサ」を搭載し、広角からズーム、1cmスーパーマクロと幅広い撮影領域を1台でカバーするロングズームデジタルカメラだ。
最高感度ISO 12800で暗いシーンでも明るくキレイな画像を撮影できるほか、強力なレンズシフト式手ブレ補正機能を搭載し、高倍率ズーム時でもブレを大幅に抑制するとしている。市場想定価格は3万円前後。
FinePix XP60は、「6m防水」「1.5m耐衝撃構造」「-10度耐寒」「防塵」の4つのタフネス機能を備える。スキーやビーチなどのレジャーシーンでも使用できる。1640万画素「CMOSセンサー」により最速60コマ/秒の超高速連写や、1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画の撮影が可能。市場想定価格は2万円前後。
FinePix T500は、前面にアルミパネル素材を用いたスタイリッシュなボディを特長とする。最薄部18.6mmのクラス世界最薄のスリム軽量タイプで、1600万画素CCD、広角24mmから288mmのフジノン光学式12倍ズームレンズを備える。市場想定価格は1万7000円前後。
FinePix JZ700は、スタイリッシュな薄型軽量ボディに1400万画素「CMOSセンサー」と、広角24mmから192mmのフジノン光学式8倍ズームレンズを搭載した。市場想定価格は1万5000円前後。
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