米国のヘッジファンド億万長者がソニーに対し、エレクトロニクス部門への注力を強化するためエンターテインメント部門の分社化などを求めている。
この要求は米国時間5月14日、ヘッジファンドThird Pointの創設者で最高経営責任者(CEO)のDaniel Loeb氏から出されたと、The New York Timesがこの件に詳しい筋の話をもとに報じた。Loeb氏は、米YahooでかつてCEOを務めていたScott Thompson氏を解任し、GoogleのMarissa Mayer氏を後任に据えた際に果たした役割で知られている。
ソニーのエンターテインメント部門には、ハリウッドで最大級の映画スタジオや世界最大級の音楽レーベルが含まれる。
Loeb氏はまた、ソニーの取締役を引き受ける意志があることを示唆した。Third Pointはソニーの株式の約6.5%を密かに保有し、同社の大株主に名を連ねている、とThe New York Timesは指摘した。
Reutersの報道によると、ソニーの広報担当者は、同社エンターテインメント部門について、自社の成長戦略に必要であり「売却はしない」と述べたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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