MOVIDA JAPANは5月13日、シードアクセラレーションプログラム「Seed Acceleration Program」の3回目となるデモデイ(プログラム参加者の発表会)を開催した。
同社では、“2030年までにアジアにシリコンバレーと同様のベンチャー生態系を作る”というビジョンを掲げてプログラムを2011年にスタート。これまでに220チームの起業家が応募してきた。うち50%以上は20代となっている。
また最近では、投資とシードアクセラレーションの機能を分離。ベンチャーキャピタルのGENUINE STARTUPSを設立し、MOVIDA JAPANはシードアクセラレーションに特化した活動をしている。6月からは渋谷でシェアオフィスも展開する。
MOVIDA JAPANのチーフアクセラレーターである伊藤健吾氏は、シリコンバレーで毎年1万7000社の企業が生まれ、1万2000社が吸収合併などでなくなる結果、年間で5000社ほどが生まれていると説明。ここから、「やはり(起業家の)数が大事だと考えた」とした。同社は3回のプログラムを通じて起業家、スタートアップを増やすことはある程度実現したとし、今後はビジネス面での実績も重視していくという。
これまで同社が支援してきたスタートアップとしては、旅行サービスを提供するTrippieceがあり、前年度比でユーザー数が700%、旅行参加者数が2700%増加。オプトやJTB、Expediaとの提携も実現した。同様に支援している音楽サービスのnana musicや教育サービスのシェアウィズ、テストサービスのUIscopeなども成長を続けているという。
今回のデモデイで発表したスタートアップは5チーム。それぞれのサービスについて紹介していく。
MOVIDA JAPANでは現在第4期のプログラム参加者を募集している。伊藤氏によると、すでに約50チームが応募している。締め切りは5月20日。
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