「ダックスフンドURL」は、短縮URLを解析し、元のURLを復元してくれるアプリだ。SNSなどに貼られている短縮URLに実際にアクセスすることなく、元のURLを確認できるので、危険なURLをうっかり踏んでしまうのを回避できる。
使い方は簡単で、掲示板やSNS内にある短縮URLを長押しすると開くアプリの一覧の中から、この「ダックスフンドURL」を選ぶだけ。ウィンドウがポップアップし、短縮URLと、元のURLが並んで表示される。アクセスしても問題ないと判断すればそのままアクセスすればよいし、そうでなければ閉じればよい。
対応している短縮URLはbit.ly、goo.gl、t.coなど10種類で、国内で使われているサービスが中心だ。海外の短縮URLサービスはあまり強くないため、海外掲示板やSNSに含まれている短縮URLを解析しようとすると、長押しした際の選択肢に本アプリが出現しないこともしばしばだ。実質的に国内サービス限定ということになるだろう。
また国内サービスであっても、ふたつのサービスでURLが二重に短縮されているケースでは、ひとつめの短縮URLを復元しただけで終わってしまうケースが多い。Twitterのように、URLを貼り付けると自動的にTwitter側の短縮URLサービス(t.co)が適用されるケースでは、最初に貼りつけたURLが短縮サービスだと、t.coの復元だけで終わってしまうのだ。操作を繰り返せば最終的には元のURLに辿り着けるが、できれば一度で解析が完了するようにしてほしいところだ。
短縮URLサービスで偽装した有害なサイトやページを踏ませる被害は増加しており、今後も増え続けるものと思われる。不特定多数が書き込む掲示板やSNSを利用する機会の多い人は、このような短縮URL解除アプリをインストールしておき、自衛できる体制を整えておくとよいだろう。
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