Amazonが2種類のスマートフォンを開発していると報じられている。そのうちの1つは3D機能を搭載する可能性があるという。
The Wall Street Journal(WSJ)は米国時間5月9日、Amazonが3D画面を搭載する端末を開発中だと報じた。特殊なめがねを着用することなく使用できるという。WSJは、Amazonの計画に詳しい情報筋らの話として、このスマートフォンは網膜トラッキング技術を採用し、映像が「ホログラムのようにフロートして見え、全ての角度から3次元に見える」ようになると報じている。さらに、ユーザーは目だけを使ってコンテンツをナビゲーションできるようになるかもしれないという。
Amazonがハードウェアを推進する取り組みにおいて、電子書籍端末「Kindle」に加えてスマートフォンを開発中であるという報道は以前からあった。しかし、今回の報道では、採用される技術が具体的に指摘されているという点が新しい。またAmazonは、テレビセットトップボックスに取り組んでいるとも報じられている。こちらは、同社のAmazon Instant Video事業の促進につながる可能性がある。
AmazonはWSJに対するコメントを控えた。また、同社の報道担当者は米CNETに対し、同社は「うわさや憶測に関してする」コメントはしないと述べた。
これらの端末はカリフォルニア州クパチーノにあるAmazonのLab126で開発されているとWSJは報じている。また、Amazonは「数カ月」のうちにリリースすることを目標にしているが、「パフォーマンスやコストなどの問題」によってこれらの端末が日の目を見ずに消える可能性もあるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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