多くの「iPad」ユーザーは同タブレットに「不満」を感じており、「Surface」および「Surface Pro」タブレットはAppleの製品群より有利な立場にある、とMicrosoftの会長であるBill Gates氏は考えている。
Gates氏はCNBCに対し、タブレットとPCの境界線が曖昧になってきている、と述べた。
「『Windows 8』によって、MicrosoftはiPadのようなデバイスが支配してきた市場でシェアを獲得しようと試みている。しかし、そうしたデバイスのユーザーの多くは不満を抱いている。彼らは物理キーボードでタイピングすることができない。文書を作成することもできない。そこで、われわれは彼らがPCに求めるものを犠牲にすることなく、彼らが目にしてきた利点の数々、タブレットを重要なカテゴリにした利点の数々を備えたデバイスを彼らに提供している」(Gates氏)
同氏は、「SurfaceやSurface Proを持っている人は、タブレットの携帯性と、PCのようにキーボードや『Microsoft Office』があることの豊かさの両方を享受できる」と付け加えた。
Gates氏の発言の行間を読むと、「iOS」および「Android」ユーザーが各プラットフォームでMicrosoftの「Office」スイートが提供されるのをいまだに待っている理由は明白だ。つまり、MicrosoftはOfficeスイートのアプリ群をAppleおよびGoogleとの争いにおける切り札と考えている。
Officeをこれらのプラットフォームに提供すると、AppleとGoogleの地盤が強固になるだけでなく、MicrosoftのSurface戦略も痛手を負ってしまうだろう。
2017年までに、タブレットとノートPCの販売台数比率は最大で6対1になるとNPDは予測している。そして、Microsoftは明らかにタブレット市場でちょっとした勢力になることを望んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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