Staplesは、3D Systemsの3Dプリンタ「Cube 3D Printer」を6月末より一部の店舗およびオンラインにて1299.99ドルで販売する。
この動きは、どれほど多くの小規模企業が購入するか見るだけでも興味深いところだ。3Dプリンタは技術系メディアでよく取り上げられているが、普及が本格化するには価格がネックになっている。Staplesの1299.99ドルという価格も衝動買いできるほど安くはないが、1万ドルを大きく下回ったため、ある程度の関心が集まるのは確かだ。
Cube 3D Printerは「OS X」または「Windows」に対応し、25種類のテンプレートが付属するほか、オンラインでもさらに多くのテンプレートが提供されている。
Staplesは、3Dプリンタを米国でいち早く提供する大手小売業者の1社となる。これまで3Dプリンタは趣味で使う人が中心だった。
3D Systemsからすれば、Staplesでの取り扱いが爆発的な売り上げにつながることはまだないかもしれないが、概念や関心を実証する上で価値はある。Cube 3D Printerでは、最大5.5インチ(約14cm)角の物体を「印刷」できる。3D Systemsでは3Dデザインソフトウェア「Cubify Invent」のほか、詰替え用のプラスチックカートリッジ、印刷中の物を固定する「CubeStick」(9.99ドル)、交換用の「Cube Print Pad」(99.99ドル)を販売している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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