写真共有サービスのInstagramは米国時間5月2日、親会社のソーシャルネットワークFacebookに倣って、新たに写真へのタグ付け機能を公開した。Instagramのユーザーは、同サービスでアップロードしたり共有したりする写真に人、物、ブランドのタグを追加できるようになる。
この新機能は「Photos of You」という名称で、タグ付け機能をInstagram向けにアレンジしたものと言える。
アプリのユーザーは写真をアップロードする際に、友人、猫、ハンバーガー店など、任意のInstagramアカウントをタグ付けできる。写真にタグ付けされたユーザーは、通知を受け取り、その写真を自分自身のInstagramプロフィール上で同名の新セクション「Photos of You」において一般公開するかどうか選択できる。
今回の機能は写真の共有をグループ活動に転化させ、Instagramに極めて個人的な側面を加えるという性格のものだ。
ただしInstagramは、同サービスを活用しているブランドにとってもPhotos of YouがInstagram体験を豊かにする助けになり、新しいタグ付け機能から恩恵を受けることを望んでいる。ブランド各社は自身のプロフィールに追加されるPhotos of Youセクションにおいて、Instagramコミュニティーのメンバーが撮影した写真を使って好印象を与えられるようになる。Instagramの広報担当者が米CNETの取材に対して述べたところによると、ハッシュタグ「#michaelkors」で90万枚近い写真にタグ付けされているデザイナーMichael Kors氏のように、Instagramを利用しているブランドは、商品を最大限に引き立てるユーザーの投稿写真を紹介できるという。
Photos of Youは、米国時間5月2日に公開された「iOS」および「Android」版Instagramアプリのバージョン3.5に搭載されている。
Introducing Photos of You from Instagram on Vimeo.
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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