2013年3月16日より、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まった。また同時に、特急・通勤特急・急行列車の10両編成運転も開始されている。首都圏在中の人なら、より便利な環境になったといえそうだ。
そんな中、東京急行電鉄がスマートフォン向けアプリを公開した。「東急線アプリ/東急線の運行情報・遅延証明書・ミニゲーム」というアプリで、その名が示す通り、東急線の運行情報を確認したり、遅延証明を発行したりできる。特に、列車の遅延時は急いでいることが多く、証明を受け取る暇やタイミングを逃した場合などに重宝しそうだ。ミニゲームとしては、東急線キャラクター「のるるん」を使ったシャッフルゲーム(3枚のカードから、のるるんカードを当てる)が楽しめる。待合の片手間に遊べるだろう。
“相互直通運転”というのは、運行会社にとって諸刃の剣でもある。輸送人員の増加により、運賃収入が増加する一方で、駅の素通りという問題も発生する。収入面を考えれば利用客を如何に駅内にとどめるか。利用して貰えるかというのが重要になる。魅力的な駅作り、駅周辺開発も重要な事業なのだ。本アプリでは、東急グループ各施設の情報やクーポンを閲覧、発行する機能がある。そういった意味では、駅利用のフォロー的な意味合いが強いのだろう。
列車に関するアプリといえば、運行情報や乗換案内がメインだが、いわゆる“純正”だからこそできる遅延証明機能は秀逸。情報アプリとしても、またクーポンアプリとしても利用できるので、同線のユーザーなら導入をオススメしたい。
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