米Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏は、新たな製品や機能とともに、現代のモバイル技術を先取りした検索エンジンを提供する企業として同社を再構築する取り組みを進めている。そうした中、Mayer氏は従来の方法、すなわち広告で収入を得ることも考えている。
Yahooは米国時間4月29日、新たに2つの広告機能を発表した。1つは「Yahoo Stream Ads」と呼ばれる新たな広告導入方法であり、もう1つは刷新された「Yahoo Billboard」である。
Mayer氏は29日のブログの投稿で「われわれはユーザーにひらめきを与え、楽しませる製品や機能を構築する取り組みを進めており、魅力的かつ効果的な広告機会を実現することに注力している」と述べ、さらに次のように記している。「われわれはここ数カ月に、Yahooのエクスペリエンスをよりパーソナルで直感的な、そして没入的なものに進化させる取り組みを開始しており、当社のニュースストリームのように、より現代的なパラダイムを組み込んでいる」
Yahoo Stream Adsは、Yahooのニュースフィードの横に表示され、Google広告に少し似ている。Mayer氏は「Stream Adsは当社のニュースフィード記事の対となるスポンサー広告であり、すべてがパーソナライズされ、関心を引くものになっている」と記している。ユーザーがYahooでより多くの時間を過ごすにつれて、広告はユーザーの関心に合わせてよりパーソナライズされたものになるという。
一方、刷新されたBillboardは、ユーザーにより多くのコンテンツを提供することを目指している。ある種類の製品を取り上げると、ユーザーに追加情報へのリンクをさらに多く提供する。たとえば、Yahooの動画プレーヤーが映画のトレイラーサイトを表示する場合、ユーザーはクリックして映画の情報やチケットを入手することが可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」