IMSによる最も楽観的な予測によると、「Google Glass」や競合企業の類似製品を含む「スマートメガネ」の出荷台数は、2012年から2016年までで世界全体において合計1000万台近くになる可能性があるという。同社の予想では、スマートメガネの出荷台数が2014年の43万4000台から2015年には200万台を超え、2016年には660万台へと急増するとしている。
IMSは、今から2015年までのスマートメガネの出荷台数の伸びは、主に開発者への販売に牽引されるだろうと予測している。こうした開発者には、「Google Glass Explorer Edition」を1500ドルの単価で手にすることができた開発者などが含まれる。IMSはGoogle Glassの成功について、「主に同製品向けに開発されたアプリケーションに依存するだろう。開発者が魅力的なソフトウエアや使用法を生み出すことができなければ、今後数年間の出荷台数はかなり低くなる可能性がある」と予測する。
IMSのシニアアナリストであるTheo Ahadome氏は、電子メールに次のように記している。「実際に、近年の歴史における他のパーソナル通信機器の場合と比べると、Google Glassの売り上げの伸びにハードウェア自体はそれほど関係しない。これは、Google Glassの実用性がすぐには分からないためであり、すべてはアプリの魅力次第だ。(中略)Googleは、開発者がGlass向けに何らかの魅力的なアプリを生み出してくれることにすべてを賭けている」
また、IMSはもっと悲観的なシナリオについても説明している。これは、今から2016年までに出荷されるスマートメガネの台数が約100万台に過ぎないというものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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