サムスンの「GALAXY S4」は、どうやら前評判以上の人気を獲得しているようだ。
近日、米国で発売予定のGALAXY S4は、サムスン電子のスマートフォンの中でもフラッグシップモデルと位置づけられているが、現時点で品薄になっている可能性がある。同社は米CNETに対し、初回出荷台数が限定されるとの見通しを伝えたが、これは「世界中で圧倒的な需要がある」ためだという。
「今後数週間の間に、需要に応じた在庫が確保できる見込みだ」とサムスンの担当者は話している。
この問題はすでに米国の通信事業者2社に影響を与えている。Sprint Nextelは、ウェブサイトと電話を通じたGALAXY S4の販売を米国時間4月27日に開始するとしているが、実際に店頭に並ぶ時期については明らかにしていない。T-Mobileは発売日を当初の24日から5日延ばして29日としたが、同様にオンライン販売に限定すると述べている。
これまで供給の問題はAppleに起こることが多く、「iPhone」シリーズは生産能力を超える注文に直面するケースがたびたびあった。サムスンは「GALAXY S」シリーズが多くの点でiPhoneと互角の製品であることを示してきたが、今回は在庫面でiPhoneと同様の問題を突きつけられている。
サムスンがこのような問題を抱えるとは意外と言える。同社はこれまで、世界規模の大がかりな製品立ち上げに対応できるだけの在庫を確保してきた実績を持っているからだ。部品調達や製造工程の多くを自社で行っているため、サムスンはAppleのように他社に依存する度合いが低い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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