ソースネクストが海外製品やサービスのパッケージ販売強化--Dropboxなど5つ

岩本有平 (編集部)2013年04月24日 19時16分
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 ソースネクストは4月24日、海外事業戦略発表会を開催した。第1弾としてシリコンバレーに拠点を置くIT企業5社と提携し、日本向けに製品やサービスをパッケージで提供する。

 4年前にキャッチフレーズを「みんなワクワクパソコンソフト」から「ソフトでワクワク」と変更し、PCにとどまらないソフトウェアを提供してきたソースネクスト。現在Androidを中心にモバイル向けソフトも23本提供しており、売上高は前年比8倍、経常利益も2.7倍に成長しているという。

 そんな同社が次の商機としてフォーカスを当てたのがシリコンバレーだ。米国に次いで大きなIT市場を誇る一方で、日本語でのサポートや円決済などが求められるため参入が難しい日本市場。ソースネクストではシリコンバレーのIT企業と組み、製品やサービスを日本で共同展開していく。

 ソースネクスト自身も2012年9月にシリコンバレーに米国法人を設立し、サービスの発掘を続けてきた。今回提携を発表した中には、Livescribeなど、3年近く提携について打診していた企業もあるという。今回提携が発表されたのは次の5社の製品だ。カギ括弧内は日本での製品名となる。

  • Animoto「超フォトムービー」
    クラウド動画作成サービス「Animoto」を日本語化して提供する。PCやスマートフォンから写真や音楽をアップロードして、手軽に動画を作成できるサービス。 家電量販店およびソースネクストのECサイトにて、8月より発売予定。価格は2年版で4980円(通常年間30ドル)
  • Livescribe「wifi スマートペン
     カメラ、マイク、スピーカーなどを搭載するデジタルペン。メモすると同時に音声を録音したり、Evernoteと連携して、クラウド上でメモを閲覧できる。同社ECサイトにて5月31日より発売。価格は通常169ドル95セントだが、ソースネクストでは1万8800円で販売する。4月23日より予約を受け付けているが、初回販売分の250台はすでに完売しており、最短で6月7日の発送となる。
  • AnchorFree「Wi-Fiセキュリティ」
     VPNソフト「Hotspot Shield」を日本語化して提供する。同社ECサイトにて7月にも販売する。価格は1年版で2980円。
  • NovaStor「NovaBACKUP」
     高速バックアップソフト「NovaBACKUP」を日本語化して提供する。家電量販店および同社ECサイトにて7月5日より販売する。価格は3980円。
  • Dropbox「Dropbox」
     世界1億ユーザーを抱えるクラウドストレージサービス「Dropbox」を、世界初となるパッケージで販売する。4月26日より家電量販店にて提供。通常1年99ドルで有料プランを提供するが、パッケージ版は1年8500円となっている。

 発表会でソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏は、自身が月の半分ほどをシリコンバレーの拠点で過ごしていると説明。「本当にすばらしいものがあるが、まだまだ日本に入ってきていない。そこにソースネクストの存在意義がある」と説明。今後3年間でシリコンバレーを中心に100タイトルの製品を展開するとした。

 また発表会にはタレントのベッキーさんが着物で登場。タブレットやスマートフォンなど、複数の端末で自身がレコーディングする音源を聞くことができることもあり、Dropboxのようなクラウドストレージサービスを利用しているとコメント。また今回の発表された中からAnimotoに興味があるとのことで、「友だちと旅行に行ったときの写真で(動画を)作ってみたい。簡単に作った動画でも『どうやって(クオリティの高い動画を)作ったの?』と言われそう」と語っていた。


キャプシソースネクスト代表取締役社長の松田憲幸氏(中央左)とベッキーさん(中央右)、今回提携を発表した企業の幹部ら
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