「Firefox OS」搭載の新型携帯電話を入手したいと望む同OS版アプリの開発者らは、運に恵まれていないようだ。
携帯電話の製造と販売を手がけるスペインのGeeksphoneは現地時間4月23日、「Keon」と「Peak」という2機種を売り出した。だが、両モデルはすでに同社のウェブサイトで「在庫切れ」と表示されている。
Geeksphoneの広報担当者は、米CNETの取材に太平洋時間午前6時15分頃応え、これらの携帯電話は需要が大きいために現時点で在庫切れになっていると述べた。ただし、オンライン販売は今後数時間のうちに再開される見込みだ。
Peakは23日の早い時間には在庫があったが、Keonは先に売り切れた。119ドルのKeonは低価格モデルで、3.5インチ(480×320ピクセル)のスクリーンを搭載する。195ドルのPeakは4.3インチ(960×540ピクセル)のマルチタッチスクリーンを搭載する。
現時点で、Mozillaによる同OSを搭載する携帯電話を提供しているのはGeeksphoneだけだ。
Firefox OSを搭載したこれらの携帯電話2機種は、消費者向けというよりも、MozillaのモバイルOS向けに自作したアプリをテストするワーキングモデルを求める開発者向けに設計されている。
主力のFirefox OS携帯電話は、ZTE、Alcatel、LG Electronics、Huawei Technologies(ファーウェイ)などの企業が製造を手がけ、2014年に発売されるとみられている。ソニーもFirefox OS携帯電話の2014年投入を目指している。
Firefox OSを後押しするMozillaの目標は、開発途上国市場の消費者に訴求する低価格の携帯電話などの機器を提供することだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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