スペインの小規模企業Geeksphoneは現地時間4月23日、「Firefox OS」向けアプリを構築したい(さらに言えば、Mozillaのブラウザベースの同オープンソースOS自体を構築したい)開発者向けのスマートフォン2機種を発売する予定だ。
2013年に入り予告していたように、Geeksphoneは2種類のモデルを用意している。「Keon」は付加価値税(VAT:Value Added Tax)込みで110ユーロ、「Peak」はVAT込みで179ユーロだ。
これは、市販のアンロック版ハイエンドスマートフォンより一段階安い。例えば、発売されたばかりの「Android」スマートフォン、「HTC One」は574.99ドルだ。もっとも、価格の安さはFirefox OSの要点の一部である。Mozillaと多くのFirefox OSパートナーは、こうしたブラウザベースのアプローチによって、よりローエンドで低価格のハードウェアを作ることが可能になり、ブラジルなどの開発途上市場で携帯電話を手頃な価格で提供することができるとしている。
メインストリームのFirefox OS携帯電話は、ZTEやAlcatel、LG Electronics、Huawei(ファーウェイ)が発売する予定で、2014年にはソニーも発売する可能性が高い。
Geeksphoneの両機種には、プレリリースバージョンのFirefox OSが搭載される。ハードウェア仕様は以下の通りだ。
Keonには、Qualcommの1GHzの「Cortex A5」プロセッサ、3.5インチのマルチタッチスクリーン、トライバンドUMTS/HSPA無線、3メガピクセルのカメラ、GPS受信機、近接センサ、加速度センサ、512MバイトのRAM、4Gバイトのストレージ、1580mAhのバッテリが搭載される。
Peakには、Qualcommの1.2GHzのデュアルコア「8225」プロセッサ、512MバイトのRAM、4Gバイトのストレージ、4.3インチのマルチタッチqHD IPSスクリーン、8メガピクセルの背面カメラと2メガピクセルの前面カメラ、GPS受信機、近接センサ、加速度センサ、トライバンドUMTS/HSPA無線、1800mAhのバッテリが搭載される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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