Appleは、「iPhone 5」の4インチディスプレイが業界で最高のものだと主張してはいるが、より大型のスクリーンを備えたデバイスを作る可能性を完全には排除していない。
米国時間4月23日、5インチスクリーンに対するAppleの立場について質問された同社最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、より大型のスクリーンの長所について詳しく説明することはしなかったが(実際には、同氏はそれと正反対のことをした)、大型化の考えを完全に拒絶することもしなかった。
Cook氏は投資家への決算後報告の中で、「iPhone 5は間違いなく業界で最高のディスプレイを備えている、という私の見解に変わりはない。競合他社はより大型のディスプレイを出荷するために、さまざまなトレードオフを行ってきた。こうしたトレードオフが存在する限り、当社がより大型のスクリーンを備えたiPhoneを出荷することはないだろう」と述べた。
Cook氏の世界では、iPhoneの顧客は大型のディスプレイよりも、スクリーン解像度やカラー、ホワイトバランス、反射率、さまざまなアプリケーションとの互換性を重視する。競合他社が製造する大型ディスプレイはこれらの要素を犠牲にしている、と同氏は遠回しに述べた。とはいえ、Appleが大型ディスプレイの欠点を克服して、サムスンなどの競合他社を打ち負かすことができる可能性がある限り、iPhoneを大型化する余地は残しておく、というのが同氏の結論のようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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