新たな報道によると、IntelがAPI技術とサービスを提供するMasheryの買収手続きを進めているという。
ReadWriteは米国時間4月17日、MasheryがIntelのServices部門と統合される予定だと報じた。
サンフランシスコに拠点を置くMasheryの従業員は17日午前に電子メールで買収を知らされたばかりだとReadWriteは伝えており、このことからしてこの買収は決まって間もない話のようだ。Masheryの従業員の一部はIntelにとどまるかもしれないが、全員が残る可能性は低いとみられる。
買収の金銭的条件はまだ明らかにされていないが、2013年第2四半期の間に手続きが完了する見込みだ。
Masheryは、開発者だけでなく企業やIT管理者を対象としたAPIの導入および管理ソリューションを数多く手がけるとともに、パフォーマンスやビジネスについて報告を返すバンドルツールも提供している。
株式非公開のMasheryのウェブサイトによると、同社はこれまで170社以上のブランドと協力し、約20万人の開発者によって作成されたアプリケーション約4万4000本を稼働させてきたという。ハイテク関連の顧客企業の中には、Comcast、Klout、Rdio、Travelocityが含まれる。
これはマイクロプロセッサ大手のIntelにとって興味深い買収となるだろう。同社はソフトウェア定義のデータセンターを中心としたクラウドベースのネットワークについて、新たな戦略を明らかにしたばかりだ。もちろん、これはハードウェア寄りの戦略であるため、Masheryのポートフォリオの追加はソフトウェアレベルで得られるものが多い。
更新情報:Intelは米CNETの問い合わせに対し、Masheryの買収に両社間で合意に至ったことを認めた。買収手続き完了は2013年第2四半期中を予定しているという。金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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